ここ数日で円安関連のニュースが目立つようになった。
数年会ってない友人からもドル建ての貯蓄型生命保険を解約して利益確定するべきかと相談が来た程だから世間一般の耳にも円安は届いているんだろう。
ユーロもポンドも新興国通貨もドルに対して通貨の価値が毀損しているのは同じだが、金融緩和で低金利政策政策を継続している日本円が一人負けしていることはチャートを見るまでもない。
昨年の初旬に103万円の価値だった1万ドルが今や142万5,000円。
先進国民気取りの日本人もいよいよ東南アジア諸国の国民と同じように外貨を得る為の海外出稼ぎを実行しなければならない段階に入っている。
「2023年には1ドル180円と市場は予想」と元財務官の“ミスター円”こと榊原英資が発言しているが、現状の140円台の段階でも円を稼ぐことや円で資産形成することに見切りを付けて動き始めなければならないだろう。
日本円に100%依存している時で出遅れているのだから。
かと言って島国体質の日本人が海外に移住して出稼ぎすることは高いハードルが存在する。
最も顕著なのがアジア最低レベルの英語力。何年か前のランキングでは日本は下から2番目、最下位は北朝鮮。
そして、仮に言語がどうにかなったとしてもこの超円安の局面では移住の際の資金面もハードルになる。
日本円の価値が大幅下落しているのはドルや他の先進国通貨に対してだけでなく新興国通貨に対してもだからだ。
では海外に出る語学力も経済力も持ち合わせていない日本人は長期的や貧困化を免れないのか?
大多数はそうだと思う。思考停止で何も行動しないか無能な政府や政治家に頼ったり批判や文句だけ言って何とかしてもらおうと願っている限りは。
現時点で海外に居住する日本人は約130万人というデータがある。
その全国民のたった1%にも満たない層にどれだけの富裕層・長期的富裕層と呼ばれる人間が含まれているか想像出来るだろうか。
時代を読む先見性、語学力はもちろん優れたコミュニケーション能力、金融リテラシー、ビジネスを構築出来る能力、精神的なタフさ・・・あらゆる面で日本のぬるま湯に浸かりきった凡人とは比較にならないレベルに到達している層。
遥かに先を行く彼らと同等のレベルに到達することは難しいが、少なくとも数年遅れの後追いであっても同じ方向に進む必要はあるだろう。
その第一歩として推奨出来るのが日本に居ながらにして米ドルを稼ぐこと。
私が知る限り最高の方法は海外FXのアフィリエイト。
オンラインで出稼ぎをして米ドルを稼ぐことが出来る数少ないビジネスだ。
個人的な予想だが今後5年〜10年以内に日本人の5%は国外に移住することになる思う。望んでではなく仕方なくなった状況で。
そんな時代でも強い通貨を稼げる力を持ってさえいれば何処にいてもそこまで酷い状態には陥らないだろう。
強いドルを稼いで安いニッポンで暮らすのも良し。
高税率なニッポンに見切りを付け海外移住するも良し。
何度も言うが既に1ドルが140円台。
このまま円に執着するのか、ドルを稼ぎ始めるのか。
いつかやるのか、今すぐ動くのか。
それとも何もしないのか。
結果は不平等だが選択は自由。
このまま老いた国と共に沈むかい?